女子でいいんじゃない?

 こんにちは。今日は、最近の暑さとは打って変わって、肌寒い一日となりましたね。

 

私は、他の方の話を聞く(+それに答える)のが好きなのですが、なぜか座ってではなく、立ち話になってしまうのです。たいていが、偶然会って、話しかけられて、軽い質問をされてそれに答えていたら、どんどん話し込む…というパターン。当ブログでは、教育関係の話題を中心に書きたいと考えているので、幼稚園生くらいの子から大学生くらいまでの方(あるいはそういった世代の保護者の方)との立ち話のエピソードが多くなると思います。今日は、その中の一つ、中1男子(当時)に相談されたエピソードを書きたいと思います。

 

中1男子A君は、中1にしてはちょっと大人っぽい雰囲気の男の子。出会った頃からよく話しかけてくる子の一人でしたが、偶然私が教室に一人でいたら、こんな質問をしてきました。

 

「男子で話の合う友達がいないんだよね。どうしたらいいと思う?」と。

 

本人曰く、周りの男の子が幼く感じるようで、もっと自分の将来の夢とか、今頑張っている部活に対してどんな気持ちでやっているのかといった、深い話をしたいようなのです。ですが、どう考えてもクラスの男子はそんなことに興味がなさそうで、みんなでふざけ合っているのに合わせなきゃいけないと思って合わせているけど、なんか疲れちゃうということでした。

 

ひとしきり彼の話を聞いて、私がA君に向って放った一言は…

 

「女子でいいんじゃない?」

 

でした。中1の子が深い話をしたいと思うのも自然なことだと思うし、それが同性でなければならないということはないと思ったんです。

 

A君は、ちょっと晴れやかな顔になって「確かに!」と言ったのですが、「でもな…」とつぶやく始末。

 

「もしかして、女子にもいないの?」と聞き返したところ、「何人かいるけど…」と言ってから…

 

「●●さん(同じクラスの女子生徒)のお姉ちゃん(高1)のほうが、話が合うんだよね!」

 

と、満面の笑みで答えていました。

 

同学年かつ同性の友達はもちろん大事ですが、本当にしたい話は、その話をしたい人同士で話せばいいのでは?と思います。中学生だろうと、「友達は”同年齢・同性”であるべき」って思わなくてもいいんじゃないかなって、A君との立ち話で改めて思いました。