教え子の近況

先週、教え子(中1の時に担任をしていた元生徒)の親御さんに会う機会がありました。その時に、お子さんの最近の様子を伺いました。大学生となった今、やりたいことがはっきりしてきたようです。

 

私自身も、その教え子本人から、時折連絡をもらうことがありますが、本人よりも親御さんからのほうが、なぜか詳しい情報が入ってきます。

 

親御さん曰く、体育会で活動する学生の支援をしたいとのことでした。本人も体育会運動部で頑張っているのですが、周りの友人をみていて、特に地方から出てきて一人暮らしをしている学生を何とか支援できないものかと考えているようです。

 

この方は、彼が中1の時以来ずっと関わりがありますが、おそらく私が関わった生徒の中で、最もよく相談をした方(頻度・時間ともに)だと思っています。中学生の頃からずっと彼の相談に乗ってきて、「自分の好きなことを、できれば職業にしたい、そして、それを通じてだれかの役に立ちたい」という思いを抱いていたことは分かっていました。その思いをどのように形にするのだろうと思っていたのですが、ようやく本人がしたいこと・できることが見えてきたようです。

 

ここまで、自分のしたいビジョンが明確になったことは、素晴らしいことだと思います。それをどういう方法で、どのような形にしていくか、今後の彼の活動が楽しみです。親御さんも、とても嬉しそうにお話して下さいました。

 

元担任の立場としては、ただ活動するだけではなく、ぜひ自身の専門、つまり大学の勉強(卒業論文にもつながるような研究)につなげてくれたらいいな、と思っています。せっかく学生なのですから、「活動して終わり」ではなく、学業の集大成としての卒業論文や卒業研究として、ぜひ形に残してほしいと思います。それは、後続の方のためにもなるからです。

 

彼の専門と私の専門はだいぶかけ離れていますが、大学教育に関わっている立場として、何か力になれれば…と思いつつ、本人からの嬉しい報告を待っていようと思います。