踊り場でのアポ、その後

昨日は、先週踊り場で声をかけて下さった女子学生さんと、面談をしました。1時間くらいのつもりが、1コマ分(約90分)話し込んでしまいました。

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先週は元気がなさそうだったので、どうやって話を聞こうかと思って、ちょっとドキドキしていました。おずおずと、「どんな相談ですか?」と聞いたところ、笑顔でいろいろとお話をして下さいました。すごく深刻に悩まれていたわけではなかったので、本当にホッとしました。

彼女は、大学3年生なので、そろそろ卒業後の進路を絞らなければならないと思っており、来年の今頃のことを考えるとすごく不安になってしまったそうです。

どうやら、大学卒業後すぐに就きたいお仕事はある程度固まっていて、もう一つの選択肢は、ゆくゆくは考えているけど、今のタイミングではないという結論に達したそうです。もう一つの選択肢を将来的に選ぶにも、大学生のうちに資格を取っておかなければならないことは十分理解されていました。

ここまでご自身で分かっていれば、何も心配ないと思いましたが、ご相談の趣旨は、もう一つの選択肢を選んだ場合、どのタイミングで何をすれば良いかを知りたいということでした。

いくつかの方法やそれを選んだ場合の状況などお話しましたが、よくよく聞くと、もう一つの選択肢というのは、親御さんが望んでいる道で、その期待に応えた方がいいのかを気にしていました。

「親御さん思いの、良いお嬢さんなんだな~」と思いつつも、彼女の意思は堅そうだったので、彼女と同年齢ぐらいだった時の自分の体験談を話し、


「親御さんは、自分の子どもが楽しんでいるのを、必ず応援してくれますよ」

とお伝えしました。実際彼女のご兄弟も自分の道を歩んでいて、それを彼女のご両親は心配をされていると同時に、ものすごく応援しているというエピソードを聞きました。

親御さんの気持ちを慮ることができるのは、一人の大人の女性として、とても素敵なことだと思います。それは、今まで育てて下さった感謝の気持ちに起因するのでしょう。でも、だからと言って、そのためにご自身気持ちに蓋をすることはないと思います。

面談を終えた後、とても清々しい表情をされていたので、もう大丈夫だと思っています。
こうやって、授業担当を離れた後も相談に来てくれるのは、本当に嬉しいものです。