うちって〇〇じゃない?

こんばんは。本格的に梅雨入りして、今日はまとまった雨が降りました。

雨の日は、運動部の中には部活ができないところがあるので、生徒たちも、放課後はなんとなく教室に残りがち。今日は、そんな雨の日の、中1女子たちとの立ち話を思い出したので、それについて書きたいと思います。

 

私は、放課後教室にいること・行くことが多かったのですが、教室に残って話している女子たちに声をかけられ、輪に入れてもらうことが多かったです。

中学生女子との立ち話は、とにかく話が弾む、そして飛ぶ(笑)。

 

いろいろな話をしている時に、ある女子生徒が、自分のことを話し始めます。

 

「うちって、◯◯じゃない?」

 

それに対して、他の子たちも、

 

「うちって〇〇じゃない?」と口々に言う始末。全然話もかみ合わない(笑)。でもそれでも会話は盛り上がります。

 

そのやりとりがしばらく続いた後、

 

「ねえ、うちって◯◯だと思わない?」

 

と、同意を求められるのです。

 

慣れないうちは、「彼女たちは、いったい何を求めているんだろう?」と不思議に思っていたのですが、どうやら自分について、「私は、自分のことをこう思うんだけど…」と報告し合っているようなのです。

 

よく考えてみれば、「自分が何者なのか?」は、大人でもなかなか分からないものではないでしょうか。中学生なら、なおさらかもしれません。友達とのいろいろなやり取りの中で、自分って何者なのかを知っていくのではないかと思います。自分のことを知りたい、でも合っているか分からない、そして、他の仲間も自分自身のことを知りたい、でも改まっては話せない。じゃあ、どさくさに紛れて、みんなで話しちゃおう!という感じなのかもしれませんね。

 

彼女たちから同意を求められると、もちろん首を縦に振りますが、それだけでは満足できない様子。なので、同意を求められたら、必ず具体的に、それに関するエピソードを交えながら、答えるように心かげていました。

 

「自分とは何者なのか」について、思いっきり話した後、彼女たちは「あー楽しかった」と言って、ご機嫌で解散していきました。雨の日でしたが、心は晴れ晴れとしていたのが、こちらとしても微笑ましかったです。

 

女子中学生に関わっている(特に)男性の皆さんは、不思議に思うことでしょう。「うちって◯◯じゃない?」と言われたら、イエス・ノーで答えてほしいのではなく、ただその話をさせてもらえれば、それで満足なのかもしれませんね。