小学生のファッションセンス

今日は、子どもの習い事の付き添いをしていました。一緒に活動している母親同士で、子どもたちの見守りをしながら、立ち話。そこで話題に上がったのが、子ども(小学生)のファッションセンスでした。

 

朝、学校に行くときに、子どもが自分で着る服を決めるかどうかという話をしていましたが、自分を含め、その場にいたお母さんのお子さんたちは、全員「自分で選ぶ」派。自分で選ぶこと自体はいいことだと思うのですが、そのセンスが不可解という話で盛り上がりました。

 

ある小学校4年生の男の子は、わりと派手な色が好きで、ある日、その子が選んだ服が、Tシャツもズボンも「黄色」だったそうです。それに驚いた彼のお母さんは、

 

「ちょっと、それ違うんじゃない?」

 

と言ったそうですが、本人はどこ吹く風。そのまま「行ってきまーす」と元気に学校に行ったそうです。

 

そして、小学校3年生の女の子は、上はお気に入りのボーダーのTシャツを着て、下はストライプのショートパンツをチョイス。その子のお母さんは、心の中で「その組み合わせ、どうなんだろう?」と思われたそうですが、本人がとても気に入っているお洋服なので、「いってらっしゃい」と送り出したそうです。

 

かくいう我が子も、数年前(小学校2~3年の頃)は、上下とも赤または青といった服を選んで登校していたことを思い出しました。親としては、ちょっとそのセンスにびっくりしましたが、本人には、「自分が選んだんだからいいの!」と言われた気がします。

 

子どものファッションセンスは、大人の感覚からすれば、びっくりするものがあります。だから、つい、「おかしいんじゃない?」とか「違うんじゃない?」と言いたくなってしまうことがあるかと思います。でも、ちょっと客観的に考えてみると、周りに何と言われようとも、自分が気に入ったもの・好きなもの・良いと思うものを選ぶということは、尊重すべきことではないかと思いました。

 

「自分の好き」を基準に、着たいものを選ぶということは、子どもの子どもらしい一面なのかもしれません。

 

そう考えると、子どもが周りの目を気にして、着る服を選ぶようになってしまうのは、子どもらしくないのかもしれません。ちょっとギョッとするような洋服のチョイスも、容認したほうがよさそうですね。

 

昨今、個性尊重の教育が叫ばれていますが、子どもが着る服は自分で自由に選び、その選んだことに対して大人が否定しないようにすることも、個性尊重の教育に一役買う気がします。